犬のふり日記

読書・映画感想文 古本・マンガ・音楽 TOEICの勉強日記などです

生きててしんどいと思ったら

ここ最近、生きててしんどかったのですが、いろいろな本を読んでみると、すぐ実行できるようなことが書いてあって、とりあえず試してみてよかったものを紹介します。

 

1.周りのモノを減らす(捨てる

 

これの効果は絶大でした。
まず、モノが減ると探す必要がなくなります。これによるストレス軽減効果は計り知れない。人間は視覚からの影響をものすごい受けるので、きちんと整頓された部屋にいれば気持ちも落ち着きます。また、モノが減ると、探したり悩んだりする時間が減るので、その分、自分にかける時間が増え、精神面が充実し、幸福度が上がります。

 

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~

必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~

 

捨てられない人はこういう本を読むのがおすすめです。

 

2.自分ルールを決める

 

ひとって実は1日に6万回くらい物事を考えているそうです。ネットサーフィンだと履歴が残るからいろんなところに思考が漂っているのがわかるけど、心の中は履歴がないから意識されないだけだそうです。そんだけ考えてれば1日が終わったあと、脳が疲弊しきってるのは当然です。
人間は生活の中で決断する回数が多いと、自分をコントロールしたり、集中したりする力がどんどん減っていきます。
だから自分なりの基準を持って決断の回数を減らすべきなのです。例えば食事なんかもあらかじめ何食べるか決めておけば、無駄に悩まない。イチローは基本食事はカレーで、決断はしないそうです。
「いかに物事を決めずにルールに従って暮らすか」が大事で、迷わないためにルールを決めるとストレスが少なく暮らせるのです。

 

3.本を読む

 

本を読むことで人は成長できると思います。
知らない世界と出会ったり、自分にはない考えを取り入れたいと思ったときに、最も安価で手軽にできる方法は読書以外ありえないと思います。
今の自分は、今までの自分の考えや判断の積み重ねから成っています。ということは、自分自身の考え方(判断の枠組み)を変えれば、未来の自分の人生を変えることができます。

 

4.しないことリストをつくる

 

何をやるか、よりも「何をやらないか」が重要だったりします。
時間はお金よりも大事です。自分の時間を確保するためには、「これは自分ではやらない」とか「この部分は捨てる」っていうのを自分の中で明確化しておくと良い。(さっきの「自分ルール」にも通じるところです)
例えば、「テレビは一切見ない」とか「コンビニで飲み物は買わない」とか、「飲み会は月2回以上は行かない」「車は持たない」とかです。

しないことリスト

しないことリスト


5.見た目に気をつかう

 

アメリカの心理学者メラビアンによると、
ひとが他人に影響を及ぼす割合は、
話す内容が7%
口調など聴覚情報が38%
見た目など視覚情報が55%(→半分以上見た目‼︎)
の割合になるのだそうです。
一番大事そうな話の内容は、実は相手にほとんど届いていないのです。
逆にいえば、「見た目、しぐさ、声」を磨けば、第一印象の93%は高得点が取れるのだそうです。
自分もイケメンに生まれていれば…と思いましたが、こればっかりはしょうがないので(笑)せめて良いスーツに身を包んでみたり、なるべく清潔感のある装いをしてます。


最近つらいぜ〜という方は以上のどれか一つでもためしてみてほしいです。それで何かが良い方向に変われば良いなと思います。

「勉強の哲学」レビュー

 

勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

 

 

勉強の哲学。なんか偶然書店で見つけて、タイトルがカッコよかったからなんとなく手に取った一冊。そんなかる~い気持ちで読み始めたのだけど、なかなか難しい本でした。

おそらく自分がバカなだけなんだけど笑

ところで、この本は「バカ」っていう本来だったらマイナスイメージな言葉を肯定的に捉えているのです。

 

この本の中には、「書く技術」を紹介している箇所があって、(確か最終章の末尾のほうです)それによると「はじめからうまい文章を書こうとしないことが重要」らしいです。そして、「書きながら考える」ことが大切である、つまり「考えを煮詰めてからとか、良いアイデアができてから書くのではなく、考えやアイデアを出そうと思って書くうちに、いい感じの文章が書けるようになる」といってました。

なので、この書評も一応文章なわけだし、特にプランも立てず、考えながら書いていきたいと思います…

 

 

そもそも人はなんで勉強するのか

 

小学校から算数とか国語とかはじまって、高校まで受験のためにいろんな勉強をする。そういう勉強は自分から「やるぜ~」という気にならないとなかなか続かない。仕方なくやるとか、周りから言われてやる勉強っていうのはつまらない。でも本来勉強は、実はそういう受験のための勉強とは全く違くて、一言でいうと、「自分を変える(変身させる)勉強」。そんな勉強をするためにはどうすればいいのか。

 

 現代はとにかく情報が多すぎィ…

 

確かに現代を生きる我々は、様々な情報に囲まれております。ネットをみればYouTube が毎秒アップロードされていて、Twitterは1分間で40万以上ツイートされてる。今の日本人が1日に受け取る情報量は江戸時代に生きた人の一年分とか、一生分だとか言われてるらしい。

 

そんな情報の海の中では、自分が受け取る情報を有限化する必要がある。

 

周りからの見えない圧力。普通は「こうするもんだ」

 

だれでもどこかの集団に属している。そういうカゴテリー内では同調圧力(周りのノリに乗りきれない人は排除するような無言の圧力)が強い。普段わたしたちは生活していく中で、暗黙のルールというか、普通は「こうするべき」みたいな考えに無意識的なレベルで乗っ取られているのではないだろうか。

 

そういった大多数の人が持ってるルールは一面では正しいかもしれない。でも、自分で確かめたわけではなく、周りのひとが囃し立てていたり、メディアで煽られてたりして、そう思い込まされている可能性もある。まずは、周りのそういった「普通はこうです」というノリを客観視して、外に出ることで「自分を変身させる勉強」が始まるかもしれない。

 

どうやってノリの外に出るか

 

じゃあどうやったら、周りの環境のノリから脱して自由になれるか。それはズバリ「言語」を使えばいいということになる。

 

言語には言葉の組み合わせによって、目の前の現実を変える力がある。

 

言語は普段の生活でも会話の中で使っているし、こうやってブログの文章を書くのにも使っている。でも言語っていうのは、

 

ああああああああうああいいいああいうあああ

うぼぼぼぼへへへへへへ

 

こんな感じで、いくらでも好きなように自分で改変できる。普通にブログを書いている途中で、

 

おっぺけぺー

 

とか言うことができる。

また「丸い四角形」だとか「リンゴはクジラです」のように現実ではあり得ないことも言語では言うことができる。

 

 これは言語が現実に根ざしつつ、同時に現実から切り離して使える(言語=自由である)ことの証明になる。

 

たとえば、「わたしは絶対に起業する」というふうに言ったり紙に書いて、それが自分の意識下で「本当に起業がしたい」と思ったら、その瞬間から起業するという現実に向けてアクションが取れる。

あるいは「貧困のない社会をつくる」という文字列は、それを旗印にして社会運動がはじまるきっかけを創り出す。

 

つまり、言葉を使うだけで目の前の現実を変えることができるということです。(ことばってスゴイなって思いました…)

 

 

おもしろかった本 2016

2016年もそろそろ終わり。今年もたくさん本が読めてよかった。いろいろ読んだなかで、心の針が振れたり、これは、と思った本を紹介したいと思います。

 

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荻原魚雷「借家と古本」

いきなりちょっとマニアックな本の紹介からですが、私が今年もっとも読み返した本がこれなのです。

苦しいとき、落ち込んだときはたいてい魚雷さんの文章を読んで元気をもらっています。

読んでいると自然に身体の力が抜けていくような感じがするのです。

 

一日中部屋に閉じこもって布団の中でゴロゴロと本なんか読むような生活をしている。

それはそれでときどき情けない気分になる。

なにもしていないと不安とかやきもちとか恨みつらみといったマイナスな感情におそわれやすく、気持もうまくきりかえられない。だからひたすら本を読むことで現実逃避。でもこうした無為の日々は決して悪くないとおもう。別に世の中の変化についていかなくてもどうにかなる。「まあ、人は人」というひらきなおりは、現代人にとって大事な能力ではないかとおもうのである。

(蛇行と直行)

 

清野とおる「そのおこだわり、俺にもくれよ」

漫画です。作者の清野さんは赤羽を舞台にした「東京都北区赤羽」で有名な漫画家さんですが、この「おこだわり」漫画はそれを超えるくらいの勢いで傑作でした…

 

酔狂市街戦

酔狂市街戦

 

戌井昭人「酔狂市街戦」

愛すべき駄目人間という感じで、だらしないんだけど憎めないキャラクターがたくさんでてきます。戌井さんは新作出るたびに必ずチェックしてます。

 

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

 

ガルシア・マルケス「予告された殺人の記録」

ノーベル文学賞受賞。マルケスを初めて読むならこれが薄くておすすめ。もっと堅苦しいのかと思ったけど、ユーモラスな文章で死に際のラストとか最高だった。

 

ぢるぢる旅行記 (総集編)

ぢるぢる旅行記 (総集編)

 

ねこぢる「ぢるぢる旅行記」

いつかインドに行きたいなと思ってて、とりあえずインド関係の本でも読むかあ、と軽い気持ちで手に取ったのがこれ。マリファナ入りヨーグルトドリンクでぶっ飛んだり、ニセモノのガネーシャ像つかまされたり…結果的にこれ読んだらインド行ったような気になってしまって、めっちゃコスパ良いなと思いました。

 

報われない人間は永遠に報われない

報われない人間は永遠に報われない

 

李龍徳「報われない人間は永遠に報われない」

デビュー作の「死にたくなったら電話して」が自分の中の狭いスポットにクリーンヒットしたので、こちらも読んでみた。「死にたくなったら〜」ほどの激しさはないものの、この作家にしか描けない世界だな、と感じました。

 

 いましろたかし「引き潮」

帯文を坂本慎太郎が書いていたので、気になってネットのフリマアプリで購入。一つ一つの話は短いのだけど全部心にズシンとくる。といっても、重いことが描かれているわけじゃなくて、行間から漂う悲哀と、独特の間と、突き放すような終わり方が逆に余韻になって…説明が難しい(笑)

 

 

20代で隠居 週休5日の快適生活

20代で隠居 週休5日の快適生活

 

大原扁理「20代で隠居」

「隠居」って仙人みたいでかっこいいな、と前から思っていたのでアマゾンで偶然見つけたとき、なんとなくポチりました。隠居っていっても、なんか修行僧みたいな厳しい感じじゃなくて、自分の感覚を大事にしていこうみたいな本で、「こんな生き方があるんだ」って、すごい気がラクになりました。

 

 

来年も面白い本に出会えますように。

町田康さんと本を読む③

 

では次にあみ子の兄を見ていきます。

あみ子の兄は「不良以前」と「不良以後」という区切りがあります。

「不良以前」の兄は、壊れかける家族をなんとか成立させようと頑張っているようにもみえます。ひとつ前の記事で引用した、あみ子が家族の写真を撮ろうとする場面でも、なんとか全体の家族感を出そうと、おどけて変顔を保ったまま、両手でピースサインをしたりします。

しかし継母や父はあみ子を厄介者のようにして扱っています。

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町田康さんと本を読む②

町田さんがピックアップしたのは、まず冒頭(書き出し)の部分です。

 

p9  

    スコップと丸めたビニール袋を手に持って、あみ子は勝手口の戸を開けた。ここ何日かは深夜に雨が降ることが多かった。雨が降った翌日は、足の裏を地面から引きはがすようにしてあるかなければならないほどぬかるみがひどかった表の庭に通じる道も、昨日丸一日の快晴のおかげで今朝は突っかけたサンダルがなんの抵抗も受けずに前へと進む。サンダルの縁にへばりついた泥が灰色に乾いて固まっているのが目にとまり、すみれを採ったらついでに外の水道でこのサンダルを洗うことにした。庇がついた軒先を通り過ぎ、家の裏手の畑へと続くなだらかで短い坂を上る途中、脇に植えられた一株のつつじが満開の白い花を咲かせているのに気がついた。

 

この冒頭の部分を町田さんは素晴らしいと絶賛していました。

私が読むと「あみ子が家から庭に出て、そこから家の裏の畑へと歩いて行くのだな」くらいのことしか単純に頭に浮かばないのですが、この冒頭8行の中に「これから作者が描こうとしている世界」が立ち現われているのだそうです。また、この中では非常に多くの情報を読み手に送っており、これだけのことを説明するのにはプロの作家でもこの4倍の文章量が必要、とおっしゃっていました。

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町田康さんと本を読む

12月4日、神奈川県の大磯にあるカフェ「magnet」で開かれた「第2回 町田康さんと本を読む」にいってきました。

11月1日から参加予約が開始されていたのですが、2日の時点で満席となっていたようで、参加できなかった人もいると思いますので、自分が行ってきた感想をこちらでまとめられればと思い、書きます。
課題図書は今村夏子作「こちらあみ子」でした。この本は以前に読んだことがあったのですが、読書会の前にもう一度読み返しました。
今村夏子という作家さんは、最近アメトーーク読書芸人の会でも「あひる」という作品が芸人の又吉さんなどから紹介されていた作家さんです。
 
大磯までは片道2時間くらいでしたが、電車のなかでずっと「こちらあみ子」を読んでいました。この作品を町田康さんがどんな風に料理してくれるのか、わくわくしながら読んでいました。
 
そして、読書会の会場についたのですが、なんだか参加者の方達がみんな賢そうに見えて、急に恥ずかしくなってしまいました。その中で一際存在感を放っている方が前に座っていて、何者かと思いましてそちらに視線を向けると、そこに町田康さんがすわっていました。「えっ!もうそこにいるのか…」私は町田さんは時間になったら奥のほうとかから登場すると思ってたので、すでに会場の中に普通にいるのにかなりビビりました。そのあと何度か顔をチラチラと4度見くらいしてしまいましたが、めちゃくちゃカッコ良かったです。
 
そんな感じで時間になって始まった読書会ですが、町田さんは本の内容に入る前に「意味」のことについて話してくれました。
 
ヒトは意味を求めがちだけども、意味を求めてヒトは生きているわけではない。たとえば10年前に訪れた場所を急に今、ふと思い出したりする。そのこと自体に意味はないが、そんな風にして、過去の自分の経験とリンクして、たとえば文章を読んでいたら、ふと昔見たことがある風景が浮かんでくるとか、そういう風に小説が読めると良いと思う。
 
みたいなことを言っていたと思います…
ごめんなさい、自分の理解力がなさすぎていまいちうまく説明できませんorz...
まあそんな感じのことを言っていました笑
 
それでいよいよ「こちらあみ子」の中身に話が移っていきます。
ここからは小説の内容についての話が中心になるので、読んでない方は読んだ後記事に目を通したほうがわかりやすいかもしれません。
 

 

こちらあみ子 (ちくま文庫)

こちらあみ子 (ちくま文庫)

 

 

続きます…。